A heady tale

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6時間16分
捜査R 1h46
民パ 4h30

つぶやきがいがないので、ブログにtwitgifを設置してみた。

捜査法のテストを復習。
最判21.9.28、荷物のエックス線検査の適法性について。
この判例の存在は全然知らなかったので、答案では適法で書いた。
1審、原審とほとんど同じロジックだった。
しかし、最高裁は違法にしていた。S宮チルドレンなのに、
最高裁が違法としたものを適法と書いてしまったことは情けない
と言う他ないが、それはともかく、刑事裁判における最高裁の判断の
やり方は、変容しているのではないかと感じた。

それは、極めて抽象的に言えば、被告人、ひいては国民が捜査によって
法益が制約されうるということについてより敏感になっているのではないか、
ということだ。
いままでの最高裁なら、これほど素直にプライバシー権の侵害を
認めなかったのではないか。
答案を書く上での自分の「相場観」を少し、被告人よりにしてもよさそう
な気がしてきた。

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コメント


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なるほど、「パラダイムシフト」ってそういうことね。

読んでみたけど、あっさり違法を認めた、という印象。

ただ、違法であるとは言いながら、結局は証拠排除から排除しないというあたり、シフトの道のりはまだまだ遠い気もしますな。

よんとお | URL | 2010年02月07日(Sun)15:33 [EDIT]


や、捜査を適法として有罪とするか、捜査を違法とした上で証拠で有罪とするかには、とてつもない差があると思うのだよ。

裁判所には、「捜査機関がちょっとやり過ぎたからって、実際に犯罪を行ったこの被告人が、おとがめなしに娑婆に出るなんてことは、よっぽどのことがない限り許されない」、という素朴な正義感があると思うんだよね。
だからこそ、目の前にいる犯罪者を有罪にするために、捜査の自由を拡大していった。証拠で有罪にするのは、他の証拠がなかったりすると有罪にできないリスクがあるから、捜査の自由を拡大しちゃおうと。
でもそれだと、犯罪者ではない国民の法益も制約が行われることになってしまう。
例えば、エックス線検査が任意捜査で適法だとされたら、怪しい奴の荷物はどんどんエックス線検査されて、その中で、事件になるものだけ裁判になると。じゃあ、事件にならなかった人のプライバシー権の侵害はどうなるの?という問題が起こってしまう。

裁判所としても、これはやっぱよくないよなあという気がしてきた。しかし一方で、この被告人は有罪にしたい。そこで、そのジレンマの解消ポイントを、捜査じゃなくて、証拠にしようと考える。法益を制約するような捜査は、違法と断じるべきだが、この被告人に対する当罰性は、証拠によって行うことにする。有罪にならないリスクもあるが、それより捜査を違法という必要の方が高いのではないか。

そういう流れにあるのかなと思うわけです。
警察は行政だから、「違法」と言われたらもう二度とやれないんだよね。だから、違法と言うか言わないかには、とても大きな差がある。
バランシングの力点を捜査から証拠に移してるのではないか、というのが、俺の考える「パラダイムシフト」の中身っす。

hacoma | URL | 2010年02月07日(Sun)18:09 [EDIT]


>警察は行政だから、「違法」と言われたらもう二度とやれないんだよね。だから、違法と言うか言わないかには、とても大きな差がある。

ふーむ、なるほど。
警察なんて、どうせ違法って言われても何でもやるんでしょ、って思ってたけど、「行政」っていうからには、必ずしもそう言いきれるわけでもないんやろなぁ。

確かにパラダイムシフトのような気がしてきたぞ!!

気が付くと、記事の本文が敷衍されて相当充実したコメント欄になってるね。
評釈もあんまり出てなさそうやし、時間のあるときに記事にしてまとめとくといいんじゃまいか。

よんとお | URL | 2010年02月10日(Wed)18:11 [EDIT]


そんな大層なもんでもないと思うがね(笑)

プライバシー権の侵害には昔から最高裁は厳しかったかなあとも思うし。cf.ポケットに手を突っ込んでブツを取り出した事件

まあ、楽しい憶測です。本当に潮目が変わってるかどうかは、もう少し色々な判例がでないことにはわからんからね。

hacoma | URL | 2010年02月11日(Thu)13:04 [EDIT]


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