A heady tale

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西田連載 3回 93
内民Ⅳ ~P123 61
民事法Ⅲ 3回 75

なんとなくやる気がでず、効率よくできなかった。
こういう「なんかやる気が出ない、なんか頭が冴えない」という日がしばしば
訪れる。こういう日って、ロー生なら誰でもあると思うのだが、どうだろう。
あるとして、人々は、こういう日をどうやってしのぐのか。


星島被告人に対して、無期懲役との1審判決が出た。
個人的にこの判決は妥当だと思うが、それはさておき、この事件は裁判員裁判を
にらんだモデルケースとして位置づけられ、検察は殺害方法などについて執拗な立証を
行った。
事件の重大性、裁判員裁判を意識した、というところから、検察庁は相当優秀な
公判担当検事を選任したと思われる。

しかし、昨日のニュースで見た限りでは、(証拠調べ期日の)公判を傍聴した人の中に
少なくとも複数人、「検察の立証はやりすぎだった」「感情に流されない事実というものがあるはずだ」
などとインタビューで答えている人がいた。
これが裁判員の素朴な感覚だとすると、ひどく感情に訴えるような手法は、逆に反発を
生む可能性があるということだ。

このように、今回の検事が採用した「感情にひたすら訴える」手法は功を奏しなかったようだが、
それは民衆を信頼してない、上から目線手法だからではないのか。すなわち、「民衆は単純
だから、感情に訴えればそれに乗ってくるだろう」という意識に基づいている手法だ。
裁判員裁判を見据えてやる裁判で、このような意識があるとすれば、浅はかとしか言いようがない。
また、今回は裁判官裁判だが、あまりに感情に訴える手法の立証に乗って死刑判決を出すことは、
今後の影響が大きいという心理的なバイアスを裁判官に与えた可能性もある。

もっとも、今回の事件は星島被告人が弁護を望まなかったこともあり、弁護人も特段の異議
を述べずに検事のやりたいように公判が進行したという事情もある。それが裏目に出たとすれば
検事にとっては皮肉ではある。

刑事裁判に被害者も、被害者の家族も参加し、そして裁判員が判断するようになる。
裁判に影響を与えるファクターが複雑に絡み合うので難しい。
いつの日かいい弁論をするために、こつこつと検討していきたい。

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コメント


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市民参加を見据えた動きが加速していますね

確かに、これまでの立証方法等を見直す良いきっかけになると思います

ただ、市民参加によって本当に変革すべきなのは、法曹の意識なのかもしれません

特に今回、予定されていた判決の期日を延期したように記憶しているのですが、これは裁判官の葛藤の表れだったように感じます

裁判官は独立で良心にのみ従いますが、世論とかけ離れた判決を量刑相場に従って示すことへの逡巡があったのではないでしょうか

また、検察は、事実を具体的に構成し立証することが求められ、感情論との切り離しが新たな問題として生じてくるように思います

今回の判決と、市民の感情的な立証への反発を見ると、
量刑相場よりも軽い刑が出る可能性が広がったとも考えられますね

いずれにせよ、市民が裁判員になって人を裁くときに、感情論だけに流されるという軽はずみなことはないという認識は不可欠でしょう

hanabi | URL | 2009年02月21日(Sat)22:44 [EDIT]


答案みたいなコメントだな(笑)

まあでも、おっしゃるとおりです。

よく、S宮さんは「民衆を信頼しないやつが裁判員に反対するんだ」というようなことを言うけど、素朴な「常識」ってのは意外とちゃんとしてるもんなんだよね。

ロースクールと同じく、裁判員裁判も見切り発車感がありまくりだけど、やめることなくうまく修正できるようにしていって欲しいし、していきたいね。

hacoma | URL | 2009年02月23日(Mon)00:33 [EDIT]


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